くふうしてこたえを見出す力
にんじんクラスの年長さんは、ただいまプレ小学生の真っ盛り。鉛筆の持ち方から、数字の書き方からして、なにもかも初めてだらけです。
そんな生徒さんから、私もいろんなことを思わぬところで教わったりもします。
「おおいほうに○をつけましょう」というと問題に、年長さんの彼女は数えるのに苦心していました。「いち、にい ・・・」 なにせ、ひまわりもバッタさんもゴチャゴチャのなかに5つ以上いたのです。「あれ?このひまわり、数えたっけ?」途中から、見守っている私もわからなくなります。
と、突如、「そうだ!」と言い出した彼女は、ひまわりのひとつひとつに「①、②・・・」と番号を添えるように書き始めたのです。これには私もお母さんもビックリ!数えながら線で消していくという、シンプルな発想は普通にありますが、番号を振れば数え間違えがなくて一石二鳥ですよね!
それからは楽しくなってきたようで、その日のおけいこはたくさん進めることができました。答えを見つける工夫をひらめいたRちゃんはとても照れながらもご満悦のようす。おうちでの宿題もいっぱいやってきてくれました。
工夫して問題を解く力。これから学校で学習していくうえで、大事な要素となることでしょう。幼少期の目だたないけど立派な力を伸ばして、「わたし、できるじゃん!」と自信につながる。よって、もっともっと「知りたい!」「わかった!」「できた!」を増やして、学習する楽しさを感じてもらえるとうれしいです。
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